農林業センサス
農林水産省
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調査について
1.農林業センサスとは
農林業センサスは、我が国の農林業の生産構造や就業構造、農山村地域における土地資源など農林業・農山村の基本構造の実態とその変化を明らかにし、農林業施策の企画・立案・推進のための基礎資料となる統計を作成し、提供することを目的に、5年ごとに行う調査です。
2.センサス(census)の語源
古代ローマに"センソール"という職の役人がいました。

この役職は、5年ごとにローマ市民の数などを調査することを仕事としており、センソールが行う調査を"センサス"と呼んでいたといわれています。

このことから、センサスとは、通常すべてを調査の対象とし、個々の対象に調査票を使って、全般的な多項目にわたる調査を行うことを意味します。
3.最初の農業センサス...
我が国における農林業に関する全数調査としては、FAO(国際連合食糧農業機関)の前身である万国農事協会が提唱する「1930年世界農業センサス」の実施に沿って実施した「昭和4年農業調査」が始めとされています。
その後、戦前では、昭和13年全国一斉調査、昭和16年農林水産業基本調査が実施されました。
4.戦後の農業センサス...
昭和20年の終戦により引揚げ、復員などにより増大した人口を農業‐農村へ吸収させていく必要があったことから、昭和21年に「農家人口調査」を実施するとともに、食糧管理や農地改革等の問題に対処するため、昭和22年臨時農業センサスが実施されました。このときに初めて「センサス」という名称が用いられました。
このように戦後直後の調査は農業への過剰就業、食糧不足、農地改革等の問題に直接的に対応しようとする性格を有していたが、1950年代に入ると基本的な農業構造を本格的に捉えようとする方向に転換していきました。
このような中で、FAOが提唱した「1950年世界農業センサス要綱」に準拠した「1950年世界農業センサス」を昭和25年2月に実施し、これ以降10年ごとにFAOが策定する「世界農業センサス要綱」に基づいて「世界農業センサス」を、その中間年に我が国独自の「農業センサス」を行っています。
5.現在までの農業センサス...
1950年農業センサスの基本的特徴は、FAO(国際連合食糧農業機関)が世界的規模で提唱した「1950年世界農業センサス要綱」に沿って実施されたことです。
これは、調査項目やセンサス上の諸定義はFAO要綱の強い影響のもとで設計されることとなり、農業センサスの目的として生産・就業構造の把握に重点が置かれる傾向がこのセンサス以後一層加速されることになりました。
この後、調査項目や定義などについて見直しを加えながら実施しており、平成27年2月1日現在で実施した2015年農業センサスは、戦後14回目の農業センサスということになります。
なお、農業集落調査は、昭和30年から農林業センサスの一環として実施しており、平成17年からは調査内容を見直し、名称変更して農山村地域調査として実施しています。
また、沖縄県については、昭和46年10月1日現在で当時の琉球政府が沖縄農業センサスを実施し、次の1975年農業センサスから調査の体系に組み入れられ、12月1日現在で調査を実施してきましたが、平成22年から全国統一の2月1日現在で実施することとなりました。
 
6.林業センサスのはじまり...
昭和30年代の前半は、林政が戦後の資源政策から経済政策への転換期に当たり、従来軽視されがちであった林業生産主体並びに地域林業に対する積極的施策の確立が必要とされ、新たにセンサス方式による林業の生産構造を把握する調査を実施する必要がありました。
また、当時我が国の農家の半数が山林保有者であり林業問題だけでなく農業問題を解明するためにも林業生産構造の把握が必要であったことなどから、「1960年世界農林業センサス」という名称を変えて、林業部門を含めて調査を実施しました。
7.現在までの林業センサス...
1960年世界農林業センサスの林業部門の調査は、山林保有者を中心としての林業生産構造の実態を把握する「林業事業体調査」と森林資源の現況を林野の利用実態等を把握する「林業地域調査」を実施しました。
また、当時我が国の農家の半数が山林保有者であり林業問題だけでなく農業問題を解明するためにも林業生産構造の把握が必要であったことなどから、「1960年世界農林業センサス」という名称を変えて、林業部門を含めて調査を実施しました。
この後、調査項目や定義などについて見直しを加えながら、昭和35年以降10年ごとに農林業センサスの一環として林業センサスを実施してきました。平成27年2月1日現在で実施した2015年農林業センサスは、戦後8回目の林業センサスということになります。

8.シンボルマーク
「空、土、みどり」をイメージしてデザインしたもの。
大部分を占める大きな葉は、植物を総括し、土から芽が出てくるイメージ。
葉の中の水色の部分は空の色と水をイメージ。

全体としては、農林業は植物や天候を相手にする職種ということで、曲線を使い有機的なイメージで作成。

9.マスコットキャラクター(つっちー)
農林業に欠かせない大地、土、種から元気に芽が出る姿をイメージ